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2020年6月11日【テクノロジー】

ネクスト・モビリティ社、AIオンデマンドバス導入を全国で支援

NEXT MOBILITY編集部

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福岡を中心に鉄道・バスを運行する西日本鉄道と、三菱商事が共同出資するネクスト・モビリティ社は、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」のオペレーションの仕組みや導入・運営ノウハウ等、ソリューション提供事業を全国展開する。

地域交通を支えるバスやタクシーは、利用客減少や運転士不足などの慢性的な問題を抱え、効率的で持続可能な公共交通サービスの再構築を必要としている。

 

このような課題に対する解決策のひとつとして、ネクスト・モビリティ社では、AI活用型オンデマンドバス「のるーと」を、アイランドシティ地区(昨年4月から)と壱岐南地区の2エリアで運行。

 

 

 

 

「のるーと」は、利用客のリクエストに応じ、適宜ルートを設定しながら運行するオンデマンド型の乗合交通サービスで、蓄積された利用データのAI学習により、より効率的な運行が可能。また、普通二種免許で運転できる車両を用いることで、乗務員採用の裾野が広がるため、運転士不足解消につながることが期待できると云う。

 

ネクスト・モビリティ社では、同配車システムの運行開始以来の安定的稼働や、利用客からの一定の評価から、新しい公共交通サービスとして有効であることを確認。そのノウハウを生かして、導入計画の立案から運行、改善までの総合的サポートを、今後全国に広く提供していく。

 

 

[のるーとの全国展開について]

 

<事業モデル>

 

AI活用型オンデマンドバスの導入を希望する全国の地域・交通事業者に対し、「のるーと」のオペレーションの仕組みと導入・運営ノウハウを提供する(ソリューション提供型事業)。

 

 

 

 

<提供ソリューションの内容>

 

オンデマンドバス導入にあたっての計画立案や導入支援、利用者拡大に向けた支援。

 

・事業を始める前の事業計画の立案を支援。
・システム導入時の設定、関係機関との調整を支援。
・車両改造や車載器などの手配を支援。
・ミーティングポイント(乗降場所)の設置や導入台数など運営上のアドバイス。
・利用状況や利用者の声をもとにした改善策の提案。
・スペアラボ社の配車・運行管理システムの提供。

 

 

[のるーとについて]

 

<概要>

 

利用客のリクエストに応じて適宜ルートを変えながら運行する交通サービス。AIが利用データを蓄積・学習することで、待ち時間や乗車時間の短縮など、利便性向上につながる。また車両定員を10名以下にすることで、普通二種免許での運転が可能。なお、配車・運行管理システムは、カナダのスペアラボ社のものを使用している。

 

<利用方法>

 

1.専用アプリ“のるーと”をインストールし、会員登録。
2.出発地・目的地を設定し、配車予約。
3.アプリから案内された時刻にミーティングポイントにてバスを待つ。
4.乗車時に運転士へ予約番号を伝え、運賃を支払う。
5.目的地付近のミーティングポイントにて下車。

 

<決済方法>

 

・現金
・nimoca などの交通系ICカード
・クレジットカード(アプリからの利用のみ)
・デジタル乗車券(アプリからの利用のみ)

 

<運行エリア・期間>

 

・アイランドシティ地区(福岡市東区)

2019年4月25日(木)~2021年4月24日(土)

・壱岐南地区(福岡市西区)

2020年6月1日(月)~2021年5月31日(月)

 

 

[会社概要]

 

– 会社名:ネクスト・モビリティ株式会社
– 設立年月日:2019年3月8日
– 所在地:福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目12-12
– 事業内容:

次世代型デマンドバス等交通関連システムのコンサルティング/提供、車両のリース・レンタル等。

– 資本金:7,500万円
– 従業員数:5人
– 株主:西日本鉄道(株)50%、三菱商事(株)50%
– 代表者:

代表取締役社長 田中 昭彦
代表取締役副社長 藤岡 健裕

 

 

[問い合わせ先]

 

西鉄お客さまセンター(電話:0570-00-1010)

 

 

■ネクスト・モビリティ株式会社:https://www.next-mobility.co.jp
■のるーと:https://knowroute.jp/

■(YouTube)のるーとチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCKDhhK20FLSn8wsUy_Jhjdw

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。