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2019年2月7日【自動車部品】

ジェイテクト、次世代長寿命軸受(NK軸受)を開発

NEXT MOBILITY編集部

 

 

ジェイテクトは、主に農建機車両等の過酷な条件下での使用において、長寿命化を実現する次世代長寿命軸受(NK軸受/※)を開発した。

 

開発品では、材料成分と熱処理条件の最適化によりロバスト性を向上、更なる長寿命を達成した。

 

 

ジェイテクト・ロゴ

 

 

[開発背景]

 

農建機車両など過酷な条件下で使用される軸受では、高いロバスト性が要求されるが、ジェイテクトでも、要求されるロバスト性を有する長寿命軸受(KE軸受・SH軸受)をこれまで開発、市場へ投入してきた。

 

しかし昨今、農建機車両では、無人ダンプトラックや無人トラクターなど自動運転を必要とする車両の開発が進み、自動運転中の軸受破損は大きな問題となる可能性がある。

 

またライフサイクルコスト低減や、オーバーホールまでの時間延長など、より長寿命・高ロバストへのニーズも高まっている。

 

これらニーズを受け、今回、ジェイテクトでは、新しいコンセプトの材料・熱処理による長寿命・高ロバストを実現した更なる長寿命軸受を開発。

 

この開発により、車両信頼性向上、メンテナンス工数の削減、コンパクト化などに貢献するとしている。

 

 

[開発品の特徴]

 

軸受の損傷は内部起点剥離と表層剥離に大別されるが、農業機械・建設機械用軸受では内部起点剥離はもちろん、異物油中環境下で圧痕を起点とした表層剥離に対する耐久性向上が有効な手段となることから、開発品では、以下の改善を行った。

 

(1)材料成分と、熱処理条件の最適化による組織強靭化。

 

(2)微細炭窒化物析出に起因する軌道表面の高硬度化。

 

(3)残留オーステナイト(残留γ)の適正量確保による疲労強度向上。

 

 

<剥離の種類と対策>

 

 

 

<長寿命材料開発コンセプト>

 

 

<NK軸受の異物油中での寿命評価結果>

 

 

 

[販売計画]

 

– 量産開始:2019年
– 売上目標:2億円(2020年)
– 販売先:建設機械メーカー、農機具メーカー、鉄鋼メーカー 等

 

[製造工場]

 

– 国分工場 等

 

 

※NKは「new advanced knowledge」の略称。

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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。