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2020年4月21日【自動車部品】

村田製作所、産業機器向け24Vバッテリモジュールを量産

NEXT MOBILITY編集部

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村田製作所は、正極材にオリビン型リン酸鉄リチウムを採用した独自のリチウムイオン二次電池“FORTELION(フォルテリオン)″を使用し、無人搬送車(AGV/※1)やロボットなど、高出力が必要な産業機器に向けた「FORTELION 24Vバッテリモジュール(All-in-one type)」を開発、その量産を4月から開始する。

村田製作所・ロゴ

近年、生産性の向上や人手不足の解消のため、サービスロボットや倉庫内での無人搬送機(AGV)などの利用が拡大。これらの機器には一般的に鉛蓄電池が使われることが多いが、充電に時間がかかる、電池の寿命が短いなどの課題があるため、充電時間が短く、電池寿命も長いリチウムイオン二次電池に置き換えるニーズが高まっていると云う。

 

そこで村田製作所では、これまでの鉛蓄電池と同サイズのバッテリモジュール「FORTELION 24Vバッテリモジュール(All-in-one type)」を開発。同モジュールは、リチウムイオン二次電池“FORTELION″の使用により、長寿命、急速充電に加え、高い安全性を実現していると云う。

 

 

[製品情報]

 

– 品名:FORTELION 24Vバッテリモジュール(All-in-one type)
– 品番:LIPY041WWPCSY6
– HP:https://www.murata.com/ja-jp/products/batteries/stbm?intcid1=com_prd_info_xxx_top_bm-all

 

<特長>

 

・鉛蓄電池とのサイズ互換性

 

サービスロボットや無人搬送機(AGV)、電動フォークリフトなどの多くは、24Vの倍数の電圧で電源システムを構成しているため、出力電圧が12Vの鉛蓄電池を2個直列につなぐことが一般的になっているが、このバッテリモジュールでは、24Vシステムをひとつのバッテリマネジメントユニット(BMU/※2)として構成し、従来の鉛蓄電池と同等サイズのため容易に交換が可能。

 

・防塵防水

 

IP54(※3)の防塵防水レベルを実現し、軽車両用のバッテリに求められる安全規格「UL2271(※4)」も取得していることから、屋外での安全な使用が可能。

 

・残容量の検知精度が高い

 

残容量をパーセンテージ(%)で表示。PCや携帯電話などの電子機器で培ったノウハウを活用し、独自の演算処理技術で高精度表示を実現。

 

<用途>

 

サービスロボット・セキュリティロボット、無人搬送車(AGV)、電動フォークリフトなど。

 

 

[リチウムイオン二次電池FORTELIONの特長]

 

・高い安全性

 

正極材にオリビン型リン酸鉄リチウムを採用したことで結晶構造が安定。そのため、大きな衝撃や圧力が加わった場合などでも発火しにくく、高負荷がかかった際も電池の機能を安定に発揮できる。

 

・長寿命

 

1万回以上の充放電サイクルを可能にし、500サイクルが一般的な鉛蓄電池や2,000~3,000サイクルが一般的なほかのリチウムイオン二次電池に比べて、長期間の利用が可能。

 

・急速充電に対応

 

約1時間で容量の90%まで充電できるため、搭載機器の使用待機時間に充電することが可能。

 

・優れた放電特性

 

電圧の影響を受けにくいため長時間の使用が可能で、ニッケル・カドミウムバッテリに見られるような、浅い放電の繰り返しによるメモリー効果(※5)も起きない。

 

※オリビン型リン酸鉄リチウムイオン二次電池 FORTELION:https://www.murata.com/ja-jp/products/batteries/cylindrical/fortelion

 

 

※1)無人搬送車(AGV: Automated guided vehicle):工場などの中で、無人で原材料や部品、完成品、商品などを搬送する車。

※2)バッテリマネジメントユニット(BMU:Battery Management Unit):バッテリモジュールの状態を監視・制御するシステム。セルの電圧や温度などを測定して、充放電時の過充電、過放電、各セル感の電圧バランスを維持する役割を担う。

※3)IP54:IEC(国際電気標準化会議)によって定められたIP規格(防水・防塵規格)のうち、防塵試験用粉塵(直径75μm未満)が入ったとしても所定の動作および安全性を損なわないように保護されていることを表すもの。

※4)UL2271:米国認証機関「Underwriters Laboratories Inc.(UL)」が策定する製品安全規格で、軽車両向けのバッテリに求められるもの。

※5)メモリー効果電池の容量を残した状態で充放電を繰り返す(継ぎ足し充電する)と、充電を繰り返した付近で顕著に起電力の低下が起こり、電池の実際の残量よりも使用時間が短くなる現象。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。