ポルシェジャパンは７月６日、半導体不足等による厳しい市場環境の中、ポルシェの日本国内での今年1月から6月までの新規登録台数が、過去最高の4,068台（2021年：3,924台）となったことを発表した（数値は日本自動車輸入組合調べ）。

ポルシェジャパンは、販売好調な主な要因について、以下の3点を挙げている。

①電動スポーツカーによる顧客層の拡大

ポルシェ初のフル電動スポーツカー「タイカン」が2020年に国内導入され、ブランドキャンペーンや展示イベントの展開などを通じて、新規購入層の拡大に寄与。さらに、2021年7月にマイナーチェンジを発表したSUVモデル「マカン」と2ドアスポーツカー「911」の堅調な推移が貢献。

②多様な業態店舗の展開

都内最大規模の店舗「ポルシェセンター高輪」、日本初導入となる都市型コンセプトストア「ポルシェスタジオ日本橋」が今年4月に、また5月にはホテル併設都市型店舗の「ポルシェセンターみなとみらい」を移転オープンするなど、これら都心型の多様な業態店舗の開設による影響と、全国46拠点の正規販売店による継続的な尽力が販売増に貢献。

③ブランド体験施設の開設

昨年10月に開設した、誰でも利用可能なブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」への幅広い世代・多数の来場者（2022年6月末までに18,046人）が、ポルシェブランドをより身近に感じることで、既存のオーナーのみならず、新規ユーザーの購入検討にも大きく影響。

［国内のポルシェ上半期新規登録台数］（日本自動車輸入組合調べ）