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2020年12月24日【新型車】

三菱自、コンパクトミニバン「デリカD:2」を全面改良

NEXT MOBILITY編集部

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三菱自動車工業は、コンパクトミニバン「デリカD:2」をフルモデルチェンジし、全国の系列販売会社を通じて、12月24日(木)から販売開始する。メーカー希望小売価格は、188万3,200円~239万9,100円(消費税10%込)。

三菱自動車・ロゴ

「デリカD:2」は、コンパクトなボディサイズでありながらも広い居住空間や後席スライドドア、多彩なシートアレンジなど、使い勝手の良さに加え、優れた予防安全機能が特長のコンパクトミニバン。

 

今回のフルモデルチェンジでは、全長を延長し、荷室空間の拡大と共に後席の居住性を高めたほか、マイルドハイブリッドシステムを採用し、乗り心地や静粛性を向上。さらに、予防安全技術「三菱e-Assist」の機能強化やSRS(*1)カーテンエアバッグの全車標準装備など、アクティブ、パッシブ両面で安全性を高めた。

 

*1: SRS = Supplemental Restraint System(シートベルトを補助する乗員保護装置)

 

[主な特長]

 

(1)全長を80mm(カスタムは70mm)延長し、荷室空間を拡大すると共に、後席の快適性を向上させた。

 

(2)予防安全技術「三菱e-Assist」の機能を強化するとともに、ヘッドアップディスプレイの採用や、SRSカーテンエアバッグを全車標準装備とするなど、安全性をさらに高めた。

 

(3)ボディやショックアブソーバーの改良により、騒音や振動の低減を図り、快適な乗り心地を実現。また、スリムサーキュレーターや、パワースライドドア予約ロック機能の採用など、利便性も向上させた。

 

 

 

 

[商品概要]

 

<エクステリア>

 

・「デリカD:2」では、フロントグリルに立体感のあるメッキガーニッシュを採用し、力強い存在感を演出。またヘッドライトをブラックアウト化し、気品ある上質さを表現。

 

 

・「デリカD:2カスタム」では、細部まで造り込まれた立体感のあるフロントグリルを採用し、ポジションランプを上部、ヘッドライトを下部に配置する独創的なレイアウトとした。

 

 

<ボディカラー>

 

・「デリカD:2」では、新たにメロウディープレッドパールを採用し、モノトーンの全6色展開とした。

 

・「デリカD:2カスタム」では、モノトーンに新たにグリッターバイオレットパール(有料色/*2)を設定。2トーンにフレイムオレンジパールメタリック/ブラック2トーンルーフ(有料色*3)、メロウディープレッドパール/ブラック2トーンルーフ(有料色/*3)を採用し、モノトーン4色と2トーン3色の全7色展開としている。

 

*2:有料色26,400円(消費税10%込み)。
*3:有料色49,500円(消費税10%込み)。

 

<インテリア>

 

・「デリカD:2」のインパネは、ネイビーとアイボリーを基調とし、シートは光沢のあるライン柄とグレーミックス表皮を組み合わせ、リビングにあるシックなソファのようなシートとした。

 

 

・「デリカD:2カスタム」では、インパネとシートをボルドーとブラック基調とし、またアクセントとして鈍く輝くメタルのような表皮を用いることで上質感を表現した。

 

 

<パッケージング>

 

・全長を80mm(カスタムは70mm)延長することで荷室床面長を100mm延ばし、荷室容量を拡大し、大きな荷物を載せても広い室内空間を確保した。

 

・全長を延ばしながらも、最小回転半径は従来車同様の4.8mとした。

 

・全幅の拡張により、後席のショルダールームや左右方向のヘッドクリアランスを拡大、さらに快適な室内空間とした。

 

 

<安全装備>

 

・予防安全技術「三菱e-Assist」の機能強化

– アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付):全車速追従機能を追加。ステレオカメラで先行車との距離を測定し、設定した車間距離を保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従する。

 

– 標識認識機能:標識の見落としを防ぐため、走行中に車両前方の道路標識を認識し、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示することで、標識の存在をドライバーに知らせる。

 

・ヘッドアップディスプレイの採用

各車両情報をヘッドアップディスプレイに表示することで、視線移動や焦点調整の負担を少なくし、運転時の疲労を軽減、安全運転に貢献する。

 

・SRSカーテンエアバッグの全車標準装備

側面衝突時、頭部への衝撃を軽減するSRSカーテンエアバッグを全車標準装備とした。

 

・後席シートベルトリマインダー

マルチインフォメーションディスプレイ内の表示と警告音でシートベルト着用を促し、後席シートベルトの締め忘れを防ぐ後席シートベルトリマインダーを全車標準装備とした。

 

<機能装備>

 

・メモリーナビゲーション

地図や映像を美しく、高精細に再現する大画面9インチHDディスプレイを搭載。高視野角のディスプレイにより、運転席・助手席のどちらからも見やすく、操作しやすいメモリーナビゲーションを採用した(HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ、CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージに標準装備)。

 

・パワースライドドア予約ロック機能

パワースライドドアを閉めている最中にキーレスオペレーションキーで操作することで、ドアが閉まると同時にロックされる予約機能を追加した。

 

・スリムサーキュレーター

エアコン使用中でも前席と後席の温度差を解消する為、前席上部に設置した薄型のサーキュレーターを採用。前席の空気を後席へと送り込み室内の温度を均一化する(HYBRID MXは除く)。

 

<パワートレイン>

 

・低回転から力強いトルクを発揮するマイルドハイブリッドシステムを採用した1.2LエンジンにCVTを組み合わせることで、滑らかで力強い走りを実現。

 

 

[メーカー希望小売価格(※)]

 

<グレード、エンジン、変速機、駆動方式、車両本体価格(消費税込)>
– HYBRID MX、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、1,883,200円

 

– HYBRID MZ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、2,055,900円

 

– HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、2,110,900円

 

– HYBRID MZ 全方位カメラパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、4WD、2,236,300円

 

– HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、2,242,900円

 

– HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、4WD、2,368,300円

 

– CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、2,141,700円

 

– CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、4WD、2,267,100円

 

– CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、2WD、2,273,700円

 

– CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージ、1.2L DOHC16バルブ 吸排気VVT 4気筒(マイルドハイブリッド)、CVT、4WD、2,399,100円

 

※リサイクル料金、保険料、消費税を除く税金、登録等に伴う費用は含まず。

 

 

■(三菱自動車)新型「デリカD:2」:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_d2/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。