東京海上ホールディングスは、イスラエル最大手の損害保険会社を傘下に持つ「Harel Insurance Investments and Financial Services（Harel社）」と、サイバーセキュリティ、ヘルスケア、農業、自動運転等のイノベーション分野において、業務提携した。
保険業界を取り巻く事業環境・競争環境は、近年、想定を遥かに超えるスピードで変化していると云う。特に、AIやIoTをはじめとするテクノロジーの進展や、サイバー攻撃の増大など、社会課題が顕著化。
東京海上では現在、それら社会課題を解決するため、様々な企業との提携に加え、新たなテクノロジーの活用や商品・サービスのR&Dを強化している。
そんな中、今回、科学技術の研究開発費がGDP対比で世界で最も高いと言われるイスラエルにおいて、同国最大手の損害保険会社を傘下に持つ「Harel社」とイノベーション分野で提携することとした。
イスラエルは、サイバーセキュリティ、医療、人工知能（AI）、農業、自動車の自動運転技術等で最先端の技術を有し、それに関連するベンチャー企業も続々と誕生している。
東京海上は、今回の提携を通じて、イスラエルの有望なベンチャー企業や技術を積極的に発掘し、併せて、同国で効果的な実証実験を実施することを通じ、グローバルベースで商品・サービスの高度化を図っていきたいとしている。
[Harel社の概要]
– 社名：Harel Insurance Investments and Financial Services Ltd.
– 本社所在地：イスラエル・Ramat Gan
– 代表：Michel Siboni CEO
– 既経過収入保険料（※）：NIS 14,180M（約4,150億円）
– 当期純利益（※）：NIS 634M（約180億円）
– 従業員数：約600名（2019年4月現在)
– 設立年：1935年（設立時は保険代理店）
※：2018年12月期、2018年12月末レート（1ILS≒29円30銭）を適用。
■Harel Insurance Investments and Financial Services：https://www.harel-group.co.il/Pages/default.aspx