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2019年5月15日【テクノロジー】

JR東日本とドイツ鉄道、案内ロボットの共同実証試験

NEXT MOBILITY編集部

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東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、1992年から実施しているドイツ鉄道 (Deutsche Bahn AG)との技術交流の一環として、案内ロボットのユーザー評価試験を、土日を除く5月20日(月)~5月31日(金)の期間、共同で実施する。

評価試験では、東京駅に「SEMMI(※1)」と「Pepper(※2)」2機種の案内ロボットを設置し、日本人及び訪日外国人の利用客に対して、東京駅構内の施設や飲食店、主な場所への行き方などを多言語で案内。

 

ロボットの外見が利用客の利用意向に与える影響や、AIの使いやすさ、学習しやすさなどを多面的に評価し、案内ロボットの研究開発を進める。

 

 

[評価試験について]

 

JR東日本とドイツ鉄道では、これまで各々案内ロボットの開発を行ってきたが、両社共通の課題となっている「使ってもらえるるロボット」を目指し、タイプが異なる案内ロボットを設置しユーザー評価試験を共同で行う。

 

<実験内容>

 

JR東日本とドイツ鉄道は駅構内に異なるAIを使用したSEMMIとPepper、2機種の案内ロボットを設置。利用客等に利用してもらって、アンケート調査を実施する。

 

日英中等の多言語に対応した案内ロボットによる駅構内および駅周辺の道案内などを通じ、それぞれのロボットについての受容性評価やAIの性能と運用の評価を行い、結果を分析。案内ロボットの今後の研究開発に活かす。

 

<試験期間>

 

土日を除く5月20日(月)~5月31日(金)の期間。各日ともに 10:30~17:00 の時間帯に実施予定。

 

<設置場所>

 

東京駅地下1階グランスタステーションコンシェルジュ付近。

 

 

※1)SEMMI:ドイツ鉄道が開発してきた案内ロボットで、今回の実証実験のためJR東日本と共同で案内データの学習を実施。主な特徴:①リアルな顔立ち②多彩な表情③内照式。

※2)Pepper:案内ロボットとして日本での活用実績も多く、SEMMIの比較対象ロボットとしてJR東日本が案内データの学習を実施。主な特徴:①人型ロボット②ジェスチャーによる表現③画面一体型。

 

 

■ドイツ鉄道(英語):https://www.deutschebahn.com/en

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。